一度に8カ所の活性汚泥を見るのは中々に大変なことですがこの検体は既に7年間、毎月2回検鏡し続けている硝化脱窒処理方式の排水処理設備のもので、特に食品系のものと比べると原生動物などの出現が非常に希薄です。なので、従来の生物診断法は適用することが難しいため、この施設独自の検鏡法を開発し診断を行っています。
当初は、4カ所の観察で行っていましたが精度に問題があったので私から提案し、8ヵ所見ることになりましたが、それは原生動物等の出現で推測する「負荷」がこのサンプルでは判らないためで、ならば曝気槽の1槽目から最終槽までの全フロックを見て「負荷」を推測しようと考えたためでした。
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